2017年4月4日火曜日

指揮者


先日、ある集会で、「指揮者」をやらせていただきました。

実は、小学校の時から一度やったみたかったのですが、やっと念願が叶いました。

緊張しましたが、気持ちよかったです。





それでは、前回の続きをお話します。

【- 子孫に土地を残す3つの原則 -
 「こんなはずじゃなかった」と思わないために】

本書で私は
「地主さん、もっと、しっかりしてください」と
と、繰り返してきました。
いくつもの例を出し、言葉を変え、お伝えしたかったのは
「勘違いしては、いけません」
ということです。

本書では
成功する土地活用のための3つの原則で、その基本的な考え方を
事例といっしょにポイントを示すことで、
よい提案とはどんなものか、
付き合うべき相手は誰か、
どこに注意したら良いか、
などを具体的に明らかにしました。

建築会社から言われるまま、銀行から借金してマンションを建てたものの、入居者が集まらず、土地活用をはじめたことで持ち出しによる借金返済を背負ってしまった人や、土地を手放した地主さんを私は知っています。

良い土地活用とは、地主さんが借金をしないでできるもの。
良い土地活用とは、長期にわたり収入が安定するもの。

私が考える土地活用は、マンションやアパート、倉庫や店舗など建築物を建てたら終わりの商売ではありません。
地主さんと伴走するパートナーだと考えています。

こんな会社、ちょっとほかではありません。だから私がはじめたのです。

土地活用で、同じ方向を見ていっしょに走るのは、私だけではありません。
それはテナントです。
最後に、地主さんのパートナーとなるテナントについてお伝えします。

私は、この仕事を通じ、多くのテナントの経営者や担当者と会ってきました。
「みなさんに喜ばれる繁盛店にしたい」
厳しい競争の中で、勝ち残り、これからもきっと伸びていくだろうと私が感じる企業は徹底して顧客満足を考えています。

ここ数カ月の間、外食産業のベンチャー企業の若い経営者の方々に会う機会に恵まれました。現在は、数店舗の経営をし、何カ月のうちに出店を倍増し、さあ株式上場もと考える勢いのある人たちです。
まさに企業として伸び盛り。だからこそ企業の成長に資本が追いつかず、限られた資本だからこそ生きたお金の使い方をしたいと考えておいでです。
従来型の建築会社主導の店仲介は、預託金の額など、企業の体力で勝負が決まる仕組みです。
また、資本のあるテナントは、スクラップ&ビルドといって、契約満了前でも、より勝負できる場所に出ていきたがります。
「大手だから」と安心してテナントを決めた地主さんは、ガッカリです。
私は最近、スクラップ&ビルドで出ていったそのあとに、ベンチャー企業とのマッチングを、新しいシステムとして立ち上げました。
だれもはじめなかったから、まだないけれど、必要とされている仕組みづくりをすることは、私にとって喜びです。
リスクのない土地活用をしたい地主さん、大資本で勝ちに行く大手テナント、知恵と情報で生きた金を使うベンチャー企業。その誰もが「みなさんに喜ばれる繁盛店にしたい」
と願いながらも、結びつける方法がありませんでした。

私がやります。


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今回でこちらのお話は終わりになります。

田嶋